不倫を経験している人は、ほぼ100%の確率で不倫相手と自分の配偶者を比べています。
あらゆる場面で比較して、足りない物をどちらかで補おうとしています。
私自身も実際に比べていましたし、不倫相手に比べられていました。
どのように比べて、不倫相手に対する気持ちはどうだったのかをリアルに紹介したいと思います。
1,不倫相手と配偶者を比べる
そもそもなぜ不倫をしてるのか？
本来、配偶者に何の不満もなく幸せなら、不倫なんかしないはずです。
人間ですから、気持ちが他の人に行くこともありますが、配偶者の事を愛していたら簡単に気持ちが揺らいだりはしません。
配偶者に夢中になっていたら、どんな異性が現れても見向きもしないものです。
好きな人が居る時は、他の人なんて目に入らないものです。
ですが、不倫をしているという事は、気持ちが冷めてきていて配偶者と不倫相手を比べて不倫相手に良い所があるから、不倫が続いているのです。
2,配偶者に足りない部分を不倫相手に求める
不倫関係が続いているという事は、配偶者に足りない物が不倫相手で満たされているからです。
夫婦になると繋がりは深いですが、男女というよりは家族へと変化して行きます。
ましてや子供が居たらなおさらです。
家族という関係になってしまうと、「夫と妻」から「父親と母親」にかわってきます。
家では、「父親として」「母親として」居なければいけません。
そうなると、いつからか配偶者に甘えられなくなってきたり、弱音を吐いたり出来なくなってくるのです。
夫婦生活もどちらかが億劫になってくると、それだけで大きな不満となります。
甘えたくても甘えられない。
コミュニケーションを取りたくても取れない。
求めても応えてくれない。
配偶者に対するこんな不満を、不倫相手には求めているのです。
3,不倫相手とはどんな存在なのか
不倫相手はズバリ、【心の隙間を埋めてくれる存在】です。
家庭での不満、日頃のストレスから解放させてくれる存在です。
正直に言いますと、不倫相手の前では何の責任も無いのです。
だからリラックス出来るのです。
だから落ち着けると感じるのです。
そして、配偶者では満たされなかった何かを不倫相手で満たされようとしているのです。
・癒し
・安らぎ
・性欲
これらを不倫相手で満たしているのですから、不倫相手は特別な存在なのです。
ですが、本当に不倫相手の事を愛しているのかどうかは、本人にもわからないのです。
身も心も満たされて、不倫相手は無くてはならない存在なのに、もし配偶者に不倫がバレたら、不倫相手とは何もなかったかのように終わらせてしまうのです。
不倫をしている時は、不倫相手の事を本当に愛していてずっと一緒に居たいと思っています。
でもそれは、不倫という関係が成り立っている時だけの感情なのです。
私も一度、バレそうになったことがあります。
それまでは不倫相手の事を愛していて、もしバレたとしても離婚すれば良いとさえ思っていました。
しかし、いざバレそうになると、私は不倫相手の痕跡を全て消したのです。
大切にしていたメールのやり取りも、写真も、連絡先でさえも消しました。
その時に気づいたのです。
不倫相手への愛は勘違いだった。
正しくは、
不倫相手として愛していた。
だったのです。
【配偶者でさえ知らない顔を不倫相手は知っているのに、配偶者でさえ知らない愚痴もストレスも甘えも不倫相手は知っているのに、一番愛しているのは不倫相手ではないのです。】
それでも、誰も知らない、誰にも見せられない姿を不倫相手には見せられる。
それくらい、不倫相手は特別な存在なのです。
4,まとめ
不倫はとても複雑です。
一言では語れないし、【愛している】とも【愛していない】とも言えないのです。
不倫をする人は、配偶者に足りない所を誰かで埋めようとする欲張りな人なのです。
果たして不倫をしていて満たされる時が来るのか？
それとも、いつまでも満たされずもっともっととさらに欲張りになってしまうなか。
私は自分を振り返って思うのですが、不倫をしている以上、満たされる時は来ないと思います。
なぜなら、本来は配偶者に求めたかった物を他の人に求めているからです。
配偶者に埋めてもらいたかった溝は、他の人には埋められません。
不倫はただ【逃げ】の行動なのです。
自分はなぜ不倫をしているのか？
不倫相手はなぜ自分と不倫をしているのか？
それらを感情に流されずに内観してみなくてはいけません。
