不倫経験者が語る本音ブログ

不倫を経験したから社内不倫やダブル不倫の悩み、辞めたくても辞められない辛さがわかります。果たして不倫はいけない事なのか?

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不倫相手の子供を妊娠、そして中絶の実体験と決断理由を全て話します。

 

私は約18年前、不倫相手の子供を妊娠しそして中絶しました。

不倫をしている人にとっては、他人事ではない問題だと思います。

 

初めに言っておきますが、こうなってしまったのは全て、私の責任です。

私が、感情で動かず、きちんとしっかりとした大人の行動を取り、責任感を常に持っていればこんな事にはならなかったと思います。

【後悔先に立たず】とは正にこのことです。

 

このような辛い状況に、今なっている人もいるかと思います。

そんな人には、【あなただけではないよ】と伝えたい。

共感することで、少しは楽になれば嬉しいと思います。

 

そして、不倫している人は、明日は我が身だと思って読んで欲しいです。

私みたいにならないように、安易な感情に流されて大変な事にならないようにして欲しいです。

 

 

 

 

 

1,不倫相手との状況

当時、私は不倫相手と付き合って3年が過ぎていました。

今思えば、私は初めての不倫にハマっていました。

彼を好きだったのか、それとも不倫というドキドキと非現実が味わいたいだけだったのか、今でもわかりません。

 

それでも、毎日不倫相手のことばかり考えて、少しでも好かれよう、奥さんより私の方が好きと思わせたいと思って必死でした。

 

【家に帰るね】とメールが来たら、もう明日まで彼からは連絡は来ない。

次の日が土曜なら、明後日の月曜日まで連絡は来ない。

たまに夜や休日に連絡が来る時は、彼が一人で出掛けている時だけ。

 

どう見ても家庭が一番で、不倫相手の私は後回し。

今ならわかることが、当時は全然わからないし、見ないようにしていました。

 

ほんのちょっとの隙間でも、私に連絡をしてくれるってことは、やっぱり私の事が大切だからなんだ。

なんて、自分に都合良く考えていました。

 

今だから言えることは、きっと彼も私も、好きと錯覚していたのだろうと思います。

お互いに孤独感を持っていたのは事実で、その相乗効果で求めあっていただけなんだろうなと思います。

 

そして、私と彼の境遇も似ていました。

母子家庭だったとか、愛されずに育ったとか、子供の頃に感じていたことがとても似ていて、それが余計に【お互いの事を分かり合える、お互いにこの人しか居ない】と思わせたのだと思います。

 

1-1,不倫相手と会っていた頻度

不倫相手とは頻繁に会っていました。

同じ職場だったので、お互いの仕事の流れも把握しやすく、空き時間にもすぐ会えていました。

月曜日には必ず昼間に会える。

そして、他の曜日も仕事終わりのほんの30分だけでも会っていました。

 

それ以外では、月に一度はたっぷり時間を作って一緒に居る時間をお互いが作っていました。

 

会わない週はありませんでした。

 

1-2,不倫相手との関係性

冷静になった今でも思うのは、確かにお互いが求め合っていました。

でもそれは、お互いの寂しさを埋めるためだったように思います。

 

あの頃は、不倫相手の方が私を追いかけていました。

なぜなら、私は必死に気持ちを抑えていたからです。

私から連絡をした事は、5年間で一度もありません。

好きや愛してるもほとんど言いませんでした。

彼に「愛してる?」と聞かれても「さぁ?どうだろうね」と言っていました。

私は、「会いたい」とすらも言いませんでした。

彼から誘われなければ、連絡が来なければ、そのまま関係は終わっていたでしょう。

だから、彼は必死に私を追いかけていたんだと思います。

私は、気持ちを伝えるのはとても苦手なのです。

甘えることも出来ません。

わざとそうしていたわけではなく、出来ないからなのです。

 

必死に追いかけても素っ気なくされて、彼は寂しかったかもしれません。

私はいつも心の中で、「愛してるよ」と言っていました。

 

 

2,不倫相手の子供を妊娠してしまった理由

当時は、不倫相手としょっちゅう会っていました。

そして、ほとんど抱き合っていました。

 

まさか、妊娠するなんて思ってもいませんでした。

なぜなら私は、不妊治療をしなければいけないと病院で言われていたからです。

私には、夫との間に子供が居ます。

出産して数年後、体調が悪くなり産婦人科に行った時にそう言われました。

「まだ子供を望むなら、早めに不妊治療を始めないとなかなか授かりませんよ。」

 

私は先生のその言葉だけで、無責任な行動をしてしまったのです。

 

2-1,不倫相手の子供を妊娠した時の状況

生理が遅れて一週間。

私は、自分の中では確信していました。

間違いなく妊娠しているだろうと。

 

ただ、一人で検査をするのは怖かった。

勇気もなかった。

 

【本当に妊娠していたらどうしよう】

【なんてことをしてしまったんだろう】

自分のバカさ加減に呆れ、浅はかな行動をとても後悔しました。

後悔しても、時間は戻らないのに。

 

私は、親友に打ち明けました。

親友は私を叱ったあと、「今すぐ検査しよう」そう言いました。

親友がずっと付いていてくれました。

 

【陽性】でした。

 

2-2,妊娠を告げた時の不倫相手の反応

親友に、「彼には話さないといけない」と言われました。

そして、「堕ろすしかないよ」とも言われました。

そう言った後、親友は私の手を握って「ずっと付いていてあげるから」そう言ってくれました。

 

私は、泣きました。

 

次の日、私は【大事な話がある】と言って彼を呼び出しました。

彼は、「ごめん」と言って私を抱きしめました。

それが答えなんだろうなと思いました。

 

私は、「心配しなくていいよ。迷惑かけないから」と答えました。

彼は、「心配するし、そんな事言うな」そう言いました。

 

彼は、私のお腹を撫でてくれました。

 

2-3,悩んだ日々

その日から私は、家ではいつも通りに振る舞い、一人の時間になると、これからどうすればいいのかと悩みました。

でも、悩みながらも答えは出ていました。

産めるはずがない。

それなのに、なんとかして産める方法はないかと考えていました。

 

けど、その当時の私の状況や仕事、仮に産んだとして、その後の人生を考えるとやっぱり無理なのです。

 

夫の子として産んで育てる。

もちろん考えました。

血液型も一緒。

夫と彼は似てる?んー、似てなくはないかな。

もしかしたら、一生バレずに死ねるかもしれない。

 

そんな風にも真剣に考えました。

 

3,私の決断

何考えてんの私!バカじゃないの!?

こんな無責任な事しておいて、またさらに無責任な行動するの!?

 

産まれてくる子のこれからの人生、そんな事を背負わせるのか。

そして、自分の家族、彼の家族にもそんな事を背負わせるのか。

 

その時に改めて思ったこと。

それは、私にとってはやっぱり家族が一番大切で、彼にとっても家族が一番大切だということ。

 

これは逃げかもしれない。

私の自分勝手な行動なのだ。

 

でも、それでも私は子供を諦める決断をした。

 

3-1,産婦人科を受診

私は親友に付き添ってもらって、家から1時間半も離れた病院に行きました。

 

問診票に記入しなければいけない。

家族構成

出産経験

(バレるだろうな…)

そう思いながら、全て事実を書いた。

 

診察室で、まだ形にもならないけど確かにそこには生きている姿が写っていた。

先生が、「産みますか?どうしますか?」と言った。

察してくれていたのでしょう。

そりゃそうですよね。

こんな遠い病院に来てるんですから。

 

「中絶するなら早めの方が良いですよ。」

さらにそう言われた。

「中絶、お願いします」

そう答えた。

 

翌週に中絶手術の予約をした。

その時に、中絶同意書に記入をして出さなければいけない。

中絶同意書には、【父】【母】の欄があった。

 

手術の流れの説明を受けた。

全身麻酔なので、付き添いの人が必要。

手術は30分ほどで終わる。

日帰りで出来る。

 

そんな説明も、あまり頭には入らなかった。

 

 

4,中絶までの一週間

彼の子を妊娠している。

そんな自覚はなかった。

体に変化は全く無く、何も変わらないから本当に妊娠しているのかな?と思ってしまうくらいでした。

 

病院に行った次の日、彼に会いました。

中絶同意書を書いてもらうためです。

 

彼はすんなりと書いた。

嘘偽りのない名前と住所を書いてくれました。

 

これで良かったんだ。

こうするしかなかったんだ。

そう思っていた時彼は、「名前、考えないといけないね」と言った。

 

 

私は、一週間出来る限りお腹の子に話しかけ、愛情を注いだ。

「愛していないわけじゃない」それを伝えたかった。

 

単なる罪滅ぼしなのかもしれない。

 

4-1,中絶手術

親友に付き添ってもらって、電車に乗った。

お互い何も話さなかった。

 

中絶手術が怖くても、痛くても、辛くても、私が泣き言なんか言える立場ではない。

 

 

全てが終わる。

手術自体は、全身麻酔なのでそこまで痛みはなかった。

不快な感じがした記憶があります。

一瞬麻酔が切れ、その時にお腹をかき回されている感覚です。

顔を歪めると、またすぐ麻酔をかけられて記憶が無くなりました。

 

次に意識が戻った時は、全て終わって、看護師さんに名前を呼ばれていました。

 

「居なくなったんだ…」

私は泣きました。

 

完全に麻酔が切れるまで休んでから、病院を後にしました。

 

まだフラフラしていましたが、親友に支えてもらって再び電車に乗って帰りました。

 

家に帰り、いつも通り家事をしました。

体はとてもしんどいけど、何もなかったかのように家事をこなして、家族と接しました。

 

こんなに罪悪感を感じたことはありませんでした。

それと同時に、なんて事をしてしまったんだという思いで押しつぶされそうになりました。

 

その夜遅くに、彼からメールが来ました。

夜にメールなんて滅多に来ないのに。

「名前決めたよ」

 

そのメールを見て私は、心から喜ぶことは出来ませんでした。

 

5,不倫相手とのその後

その後の私は、少し自暴自棄になりました。

「なぜ私は産めないの?」

「なぜ奥さんは産めるの?」

「なんで私だけこんな辛い思いしないといけないの?」

 

こんな事を彼にぶつけていました。

 

「あなたは痛くもない、辛くもない、何も無かったように生活出来るのに、私だけがこんなに苦しい思いしてるのわからないでしょ」

彼はいつも黙って聞いていたけど、一度だけ私に言った。

 

「僕の子だから、僕も辛い」

彼の本心はわからないけど、それは子を失った辛さなのか、それとも責められる辛さなのか、どっちなのかわからないと私は今でも思っています。

 

 

そんな事があってから2年後、私は彼と別れました。

彼は他にも不倫相手が居ました。

 

私が責めたから、他の人に安らぎを求めたのでしょうか。

それとも、元々遊ばれていたのでしょうか。

 

その現実を知った時、心の底から私は最低な事をしたと、自分のしてきた事、そして人生を後悔しました。

 

 

6,まとめ

あれから8年が過ぎ、9年目に入ろうとしています。

今でも、子供の事は忘れた日はありません。

それと同時に、彼の事も忘れた日はありません。

 

自分が情けなくてたまりません。

 

【好きだから】では済まないことをしたのですから。

私に出来る事は、私と彼の家族に知られる事なく死ぬ事です。

無駄に傷つける事をしてはいけないのです。

 

辛い事、苦しい事は誰かに聞いて欲しくなります。

誰かに頼りたくなります。

誰かに甘えたくなります。

 

でも、それはしてはいけないのです。

私が背負っていかなければいけないのです。

 

不倫をしている時は、【彼の子供が欲しい】と思いました。

私にも彼の子供が出来たら、彼と幸せになれるかもしれないと思いました。

そんな安易な考えから、こんな最低な事を招いてしまったのです。

 

私は、私一人で生きているわけではありません。

そして彼も、一人で生きているわけでありません。

 

今それぞれにある幸せを奪うわけにはいかないのです。

取り巻く周りの人達を、傷つける事はしてはいけないのです。

 

起こった事は取り返しがつきませんが、あの時決断した答えを後悔はしていません。

これで良かったんだと思っています。

彼と私の周りの笑顔が壊されていないからです。

 

私の決断には、賛否両論あると思います。

私は、正しいことをしたとは思っていません。

そもそも間違ったことをしていたんですから。

今もし、あなたがこのような状況の中に居るなら、人の意見は聞かずに自分で決めてください。

あらゆる人の意見を聞いても答えは出ません。

なぜなら、あなたのことはあなたにしかわからないからです。

今の自分の状況、家族、仕事、そしてこれからの人生、全てを理解していて答えを出せるのは自分しか居ないのです。

 

そして何よりも、自分で決めたから前に進めるのです。

 

本来なら、このような事があってはいけない。

こうなる前に気づきたかった。

こうならなければ、何が一番大切かわからなかった私は、本当にバカです。

 

私は、この体験を書く事で、【こんな風になる前に気づいて欲しい】という気持ちと【同じ事になってしまった人に少しでも手を差し伸べられたら】という気持ちで書きました。

 

あれから18年。

彼とは一度も会っていないし、連絡もしていません。

 

 

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