私は今から一年前までの10年間、不倫をしていた。
不倫相手は7人。
そのうち、本当に好きだったのはたった一人。
いや、本当に好きだったのだろうか。
今思うと、あれは好きとか愛してるではなく、単なる執着だったような気がする。
不倫を経験して言える事
不倫をしている人の気持ちは、不倫を経験した人にしかわからない。
不倫で悩んでいる人もたくさん居る。
不倫を続ける事も、やめる事も簡単ではない。
1,本気の不倫もある
もちろん、世の中には本気で不倫している人は居る。
いや、大半の人が本気だと言うだろう。
でもそれは、今何事もなく不倫を続けられているからだ。
もし、どちらかが誰かに不倫している事がバレてしまったとしたら…
それでも不倫を続ける人は、どれだけ居るだろうか。
バレても不倫を続けるし、バレた事をきっかけに離婚をして、不倫相手と一緒になろうと努力する人が本気の不倫をしていると言える。
たたひたすら、ひっそりと不倫を続けているのは、本気ではないとハッキリ言える。
2,好きな気持ちに嘘はない
バレずに不倫を続けられるなら、不倫相手と別れたくない。
そんな気持ちの人も、不倫相手を好きだという事に変わりはない。
離婚して、不倫相手と一緒になるなんてそんな事出来ないと思ってても、不倫相手の事を好きな気持ちに嘘はない。
好きだから一緒に居たい。
けど、離婚をしてまで一緒に居たいと思えるほど好きなのかと言われたら、そうではない。
そういう事だ。
3,好きと執着は違う
2番で「好きな気持ちに嘘はない」と言ったが、不倫をしている人を見ていると、それは好きではなく執着だなと思う人がとても多い。
好きだから一緒に居たい。
確かにそうだが、それは全て自分の為だ。
好きだから執着してしまうのはわかるが、執着してしまうと苦しみを生むだけ。
「不倫相手を誰にも渡したくない」
「自分と居たほうが幸せになれる」
「不倫相手を奪いたい」
これらは全て執着から来ている感情だ。
本当に好きなら、相手の幸せを願える。
不倫相手の幸せとは何かという事を考えられるのが、本当に好きだという事だ。
4,不倫をして何を望むのか
今不倫をしていて、最後に何を望みますか?
このままバレずに、一生一緒に居たいと思うのか。
いつかは一緒になりたいと思うのか。
でも、「不倫に何を望みますか」と聞かれて、
【自分は不倫をして、果たして何をしているんだろう】と冷静になれる人も多い。
冷静に客観視するという事が出来れば、誰も傷つけたり苦しめる事はない。
5,不倫を経験したから言える事
不倫をしていた時は、周りが見えなかった。
夢中になり過ぎて、冷静になんてなれなかった。
いくら本気だと思っていても、一緒になりたいと願っていても、心のどこかで
「いや、それは出来ない」そう思っていた。
本当に好きでも、本当に愛していても、家族を捨てることは出来ない。
あの時、執着を捨ててもっと早く不倫を辞めておけば良かったと、今は思っている。
あの時、不倫相手に使った時間を、子供達に使えば良かったと後悔している。
不倫している人にこれだけは伝えたい。
【不倫相手より大切な人が目の前に居ますよ】
その大切な人は、あなたの裏切りに気づいたら、二度と同じ笑顔は見せてはくれません。
冷静になって、早くその事に気づいて欲しいと思います。